男の痰壺

映画の感想中心です

宇宙の法則

★★★★ 1990年7月28日(土) シネマヴェリテ

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宇宙の法則の前では些末な事象に過ぎないとしても日常の生活の中にも衝突や共振のドラマは生じる。古尾谷と長塚の絡みが魅せる役者力。その一方で凄まじく短いカットの連鎖に強烈な長回しを織り込み篠田の自然光撮影も冴える技法への拘り。(cinemascape)

 

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NEXT ネクスト

★★★ 2008年12月20日(土) 新世界国際劇場

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ショボい能力なのを、どういう展開工夫でそうじゃないようにさせるのかと思えば、行き着いたのが何だか解ったような解らないような分身術。ラストの時間巻き戻しに至っては決定的な徒労感を感じた。タマホリ演出の堅実さとジェシカ嬢の唇が救い。(cinemascape)

 

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サルート・オブ・ザ・ジャガー

★★ 1990年5月27日(日) トビタシネマ

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創造された独特の世界観はミニマムながら多少認めるものもあるが、所詮ハウアーにせよジョアン・チェンにせよ本物とは言えない付け焼き刃の体技で迫真性が無いこと甚だしい。物語も地味に淡々と進むだけの単線構造で何の捻りも盛り上がりも無いのだ。(cinemascape)

 

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クリストファー・ノーラン Christopher Nolan

生年: 1970/07/30

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ゴジラ VS コング

★★★★ 2021年7月14日(水) 大阪ステーションシティシネマ11

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多分こんな感じにバカなんやろなという予想の半歩上をいく開き直りを感じる。そのバカの上乗せを大真面目にテンション保ってやってみせた挙句のこの感覚なんやろと思ったら、少年マンガのテイストに近いっす。

 

俺は前作「キング・オブ・モンスターズ」のラストで、怪獣たちが「ライオンキング」よろしくゴジラの前に平伏するのを見て、心が折れるような脱力感を覚えたのであるが、そういう怪獣擬人化茶番の寸での際で踏みとどまったナイスなバランス感覚を感じた。

香港でのバトルで満身創痍・虫の息状態のコングにトドメの放射線光線浴びせようとしたゴジラが思い止まる件が白眉で、踵を返して立ち去るゴジラと立てないコングの縦構図なんて熱血格闘マンガまんまに反転昇華する。

 

ジュール・ヴェルヌの昔からの地底世界であったり、ギドラの頭蓋骨シンクロのメカゴジラとか、これでもかのオマージュもどきテンコ盛りの詰め込みも勢いに乗って好ましい華やぎである。

 

人間不在の男一匹ガチ対決物語として振り切ってやろうの決意が漲るので見方は自ずと決まる。瀕死のコングを見やるゴジラの鼻息と視線が語らずとも語る侠気は少年漫画の正道とも言える篇中白眉。ヴェルヌからギドラ・メカゴジ複合まで何でもありの華やぎ。(cinemascape)

 

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