男の痰壺

映画の感想中心です

獅子座

★★★★ 2021年7月15日(木) テアトル梅田2

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【ネタバレしてます】

 

なんでもシャプロルが資金提供したらしいが、どういう因果かこれは「いとこ同士」逆バージョンみたいなもんで、あちらが真面目な貧乏人は所詮は負け組なのよと世知辛い現実を突き付けるのに対し、こちらは享楽的な遊び人が世界からスポイルされる。

ははーザマみさらせ自業自得じゃあ、と溜飲下がるのだが、映画の中段、全体の6〜7割を費やし男を追い込むロメールのサディスティックアプローチが容赦ないのでだんだん気の毒になってくる。でも、映画とはそこまで峻厳たるべき、ロメールやるじゃんと思ったら一転、男は最後に大金持ちになっちまう。

んなアホなと思いました。初期のデ・シーカやブレッソンとかを準えつつ見てたらルネ・クレールやったみたいな。

なんでしょうか、これ。

後期の作品では皮肉に満ちた毒視線を見せたりするものの、基本は優しいんでしょうね、ロメールって。

 

享楽の果ての地獄という反『いとこ同士』なテーゼを甚振りつくすような中盤のパリ彷徨。サディスティックな追い込みが初期デ・シーカ的な絶望への奈落を垣間見せる側から現れ出でたるクレール的放浪紳士に誘われ大卓袱台返しに至る。なんじゃらほい。(cinemascape)

 

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1408号室

★★★ 2008年12月2日(火) 梅田ブルク7シアター7

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約束された展開だが、軽いジャブから強烈なアッパーカットへと至る展開は、時間と空間を歪曲しフェイントで絶望地獄を現出させた。ただ、主人公のトラウマ話が余りに予定調和で、その辺、ポランスキーやコーエンならせんやろうと思えるのがまだ甘い。(cinemascape)

狼 男たちの挽歌・最終章

★★★★ 1990年7月22日(日) みなみ会館

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敵対する殺し屋と刑事がメルヴィル的フィルムノワールならば、殺し屋と歌手の絡みは日活アクション的ムード歌謡。隔絶された世界で一貫して浸り切った過剰とも言える情緒が一歩間違えればギャグになる寸前で縦軸と横軸を織りなし見事に融合されている。(cinemascape)

私がクマにキレた理由

★★★ 2008年12月20日(土) 新世界国際劇場

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主人公がモラトリアムに自分探しするのは結構だが、何故「子守」なのかが、人類学専攻による研究志向だと言い訳してもかなり胡散臭い。それは、半端なファンタジー色を散りばめた描法の座りの悪さにも言える。ヨハンソン見てれば飽きはしないが…。(cinemascape)

エリック・ロメール Eric Rohmer

生年: 1920/04/04
没年: 2010/01/11

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