男の痰壺

映画の感想中心です

菊豆

★★★ 1990年5月27日(日) 三番街シネマ2

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次々と主従が逆転していく変遷は長編仕立てで撮るような題材なのに切りすぎて形骸化している。しかもフィルムの解像度が妙に良すぎるので形式主義的セット美術への拘りのみが突出してしまって浅薄な印象しか与え得ない。(cinemascape)

バッド・ガールズ

★★ 2008年11月22日(土) トビタシネマ

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ドリューとアンディはあんなもんかと思うが、主軸を担うマデリーンとメアリーはカリスマと言わずともせめてレズ的風情の深遠な思いの交錯でもあれば…などと真剣に考えるまでもないお嬢さん芸の似非『ワイルドバンチ』。(cinemascape)

カジュアリティーズ

★★★ 1990年5月27日(日) トビタシネマ

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今更題材を『アンタッチャブル』では配役の絶妙なアンサンブルとポイントゲットする超絶ケレン描写で補完し得たが、同じく戦争ものでの今更題材となると、ベトナムは生々し過ぎるし役者も若手で軽量感は拭えず、ひたすらに今更感だけが横溢する結果となった。(cinemascape)

 

 

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ワイルド・バレット

★★★ 2008年11月8日(土) 天六ユウラク

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冒頭10分にはかなり期待したし、独逸表現主義に遡及するかのデューク親爺や鬼畜夫婦が逸脱しバランスを阻害するのは好むところでさえあるが、なら他を絞れと言いたい。総じてタイトじゃないし、女子供に依拠する展開がセンチで緩い。クールが足りない。(cinemascape)

アビス

★★★ 1990年7月15日(日) 新世界国際

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金に糸目を付けぬ海溝描写には時折堪能させられるものの、行き着いたところが絶対神的異生物による人類救済となれば否応なくテーゼに於いて『未知との遭遇』との類似性を想起せざるを得なく、となればキャメロンの作家としての矜持を疑わざるを得ない。(cinemascape)