男の痰壺

映画の感想中心です

太陽の下の18才

★★★ 2002年10月6日(日) 扇町ミュージアムスクエア

潜水狂いの野暮天野郎が何故か1人旅の仏ギャルにモテモテというのは正に男の願望で、60年代の日本の砂浜に散った何千人の男達の充たされぬ性霊に馳せた思いは、やがて哀しき70年代の心寂しい浜辺へと遡行し自虐の思いにかられる。アヴァンタイトルが粋。(cinemascape)

 

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ブルー・アイス

★★★★ 1993年4月4日(日) 新世界国際劇場

欧州が舞台ということで滋味と情緒があるしマイケル・ケインが引退した英諜報員というのは映画的記憶を利して地に足が着いてる。過剰なものは無いからこそ職人監督マルケイのシックな演出も冴える上出来なスパイアクション。ラストの趣向も凝ってる。(cinemascape)

 

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ザ・メキシカン

★★★★ 2002年9月13日(金) トビタシネマ

緩い音楽と主役の2人が浮ついて(特にジュリア)恋人同士に見えないのが難点だが、「銃」をめぐっての争奪戦は拡散しまくり次々に魅力的な中年男たちが登場。旧来の物語にタランティーノがこじ開けた風穴を通り抜ける方法論には可能性が感じられる。(cinemascape)

 

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愛について、東京

★★ 1993年3月21日(日) テアトル梅田2

ある意味したたかに生き抜いていく在日外国人達に抗する日本人がインポテンツに悩める半端ヤクザってのが余りに偽悪的であり被虐趣味にしか見えない。バブル真っ直中の90年代の「東京」はもとより「愛」についても描けてるとはてんで思えない。 (cinemascape)

 

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