男の痰壺

映画の感想中心です

2016-11-19から1日間の記事一覧

ポセイドン・アドベンチャー

★★★★ 1974年5月5日(日) 伊丹グリーン劇場 「モーニング・アフター」の調べと豪華客船での新年のカウントダウンという設定があるからこそ急転直下に始まる地獄行が帯びる一種の哀切味や、キャラクターが外見と正逆な内面を露呈し始める巧さは、先を急ぐだけの…

溺れるナイフ

★★★★ 2016年11月12日(土) TOHOシネマズ梅田3 和歌山が舞台ということで中上健次が引き合いに出されるのだが、正直読んでないんでわからない。しかし、この映画のテイストの粘度に70年代の映画「青春の殺人者」を鑑賞中連想した。さすれば、その映画の原…

日本沈没

★★★ 1974年1月2日(水) 阪急文化 丹波の泥縄慚愧と小林の反自戒狂気という映画史的に再現不可な突出マイナスエナジーが全篇を支配するが、それは当時の日本に蔓延した終末思想の合せ鏡なのだ。崩壊の果ての安易な救済ではなく酷薄なまでの民族消滅までも呈示…

チャップリンの独裁者

★★★★ 1973年11月24日(土) 新聞会館大劇場 独裁者パートは時間に追われる設定がスピード感を煽りギャグ積載量も豊富で澱むところ無くチャップリンの潜在悪意が垣間見える際どさ。その分そう悪くもない床屋パートが凡庸に見えてしまうが、恒久平和をベタベタに…

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

✭✭✭ 2016年11月13日(日) MOVIVあまがさき10 目立った個性もないが実直で剛腕な演出が好ましいエドワード・ズウィックは汎用型フランケンハーマーかウォルフガング・ペーターゼンの弟みたいな趣である。 来りて去りなむの定番展開がもはやパロディ…