男の痰壺

映画の感想中心です

2016-12-05から1日間の記事一覧

水戸黄門 助さん格さん大暴れ

★★★★ 2016年10月22日(土) 新世界東映 どうにもジャニーズ風弘樹&欣也が気持ち悪く入り込めなかったが渡辺マリや田中春男の異形使いが毒をもって毒を制しハイテンション街道を驀進する。疾走の沢島モンタージュに遺漏なく前衛に迫り、大オープンセ…

わらの犬

★★★★ 1976年12月21日(日) ビック映劇 主人公の衝動が暴発へ向かうトリガーは多分に言い訳がましいが、前段の妻を巡る執拗な確執があって違和感を減殺してる。ショットガンでの殺戮からラストまで正にペキンパーの独壇場だが、前半のフラッシュバック多用はく…

ミュージアム

★★★ 2016年11月19日(土) 梅田ブルク7シアター3 和製何とかという呼称がロクでもない評価であると解っている筈である。 でも俺はそんなことはどうでもいいと思ってる。 古来アルチザンとはそういうものではなかったのだろうか。 大友啓史とは多分何の内実…

イレブン・ミニッツ

★★★★ 2016年9月12日(月) シネリーブル梅田1 時制の反復や彼岸と此岸の融解など既視感ありのテクを詰め込んだ精緻なバッタもんやんけとも思うし大風呂敷広げてその程度かとも思うのだが、それでもスコリモフスキ爺さんのしてやったりでダークな無邪気さは…

暗黒街のふたり

★★★ 1975年1月26日(日) 伊丹グリーン劇場 ジョヴァンニの権力嫌悪が露骨すぎて為にする感濃厚な展開だが、それでも主人公の被虐を噛み締めるような水もしたたる面持ちが相変わらずの見せ所だ。情緒を排した終盤の畳み掛けるような展開も冴える70年代に量…

永い言い訳

★★★★★ 2016年11月5日(土) TOHOシネマズ梅田8 売れっ子作家が妻の死によって自分の人生が実はカラッポだったことに気づかされる話…では終わらない。 妻への愛情はもうとっくに無いと高を括っていたが、その瞬間から愛人は去り著作のアイデアも枯渇する…

後妻業の女

★★★ 2016年9月9日(金) 大阪ステーションシティシネマ1 熱演天国とでもいうべき双璧の足下でパイオツ揉まれるあさみを尚凌駕する明日香の体当たりに感動するのであったが、所詮ピカレスクもどきと思えるのは軽佻に死を扱う作り手のスタンス。もっと…

ドラゴン怒りの鉄拳

★★★ 1975年3月23日(日) 伊丹グリーン劇場 狂気へ至る男の稚戯めいた変装コスプレと純愛キスが切ない。終盤までは何がどうと言うこともないが、いざ事が始まればオーラに被われた伝説が顕現する。ヌンチャクと回し蹴りのの100年級の耐度。殺陣に関していえ…

ロブスター

★★★ 2016年10月22日(土) 新世界国際 不条理とは揺るがない条理が確立されている世界でしか成立しない。 カップルであることを強いられることは少し前までは条理であったのだが、作り手世界観の中では不条理であるらしい。 結構な予算を費やした映…