男の痰壺

映画の感想中心です

2016-12-10から1日間の記事一覧

秘密 THE TOP SECRET

★★★ 2016年8月6日(日) MOVIXあまがさき5 振っといて回収せず振りもなく主線に躍り出させるとっ散らかった脚本。概ね過去形吉川 と進行形梨沙のパートに分断するが連関は希薄だ。過去話を省き絹子という稀代の キャラを増幅すればシュアな出来にもな…

イージー・ライダー

★★★★ 1976年9月5日(日) 伊丹グリーン劇場 「俺たちゃあ束縛されないぜ!」と時計を投げ捨てたキャプテン・アメリカが渇望し広大な大地をひたすらバイクでぶっ飛ばした「自由」は徴兵制等のリアルな束縛からの解放願望と思えば切ない。自由が横溢する世界で…

恐喝 ゆすり

★★★ 2016年12月4日(日) プラネットスタジオプラス1 自業自得やん…この女って思うモラリズムはヒッチコックには無いのだろう。 どうやってサディスティックにいたぶるかしか眼中にないのだから。 それで又このアニー・オンドラが可愛いんですわ。 コスプレ…

ロスト・バケーション

★★★ 2016年8月1日(月) TOHOシネマズ梅田6 この設定でこうなるとの予定調和から些かの逸脱も無いし見せ方に於いてショットの連鎖が勢いの域に安住し怠惰である。終局の展開は不親切というより思い上がりだ。端末大好き僻もどうかと思う。ただ空…

キャバレー

★★★★★ 1976年10月14日(金) ビック映劇 1981年11月1日(日) 関西学院大学5号別館4号教室 ボーイソプラノが扇動するファシズムの勃興を斜眼で捉まえながらの舞台上と袖で交錯するライザとグレイの視線が全てを見透かすかのように錯覚させる作劇のクールネス…

ハンズ・オブ・ラブ 手のひらの勇気

★★★ 2016年11月28日(月)大阪ステーションシティシネマ9 恋の形成過程も熟成過程も多分におざなりである。 確かに映画の本線は権利を得るための社会を巻き込んだ「闘い」にあるのだろうし、実話ということで脚色にも限界があったかもしれない。 だが、この…

シン・ゴジラ

★★★★ 2016年7月31日(日) MOVIXあまがさき6 日本はまだやれる的メッセージが迎合的だし総理だ大統領だの大風呂敷広げ茶番に見えるのも難点だが、異能集団こそが危機を回避し得るという「半島を出よ」的コンセプトと第1形態の想定外のズレ感。…

Tommy トミー

★★ 1976年8月29日(日) 元映 ザ・フーの曲は好きだが、今で言う引きこもり青年の他力本願な救済願望には辟易する。主人公が、たらい回しに回される各ロックスターに余りオーラが感じられない。演出的にもエルトン・ジョンのシーンのみが突出。(cinemascape)

アブラハム渓谷

★★★★★ 2016年11月19日(土)シネヌーヴォ シニカル爺さんがその攻撃の爪をたたんだふりをして、文学的芳香をあらん限りの力量を投じて注ぎ込んだ作品として、ブニュエルの「哀しみのトリスターナ」と好対を為すであろう。 もちろん、たたんだ爪は随…

続・夕陽のガンマン 地獄の決斗

★★★ 2016年10月20日(日) 大阪ステーションシティシネマ7 冒頭ラストの各10分は得意の縦構図とクローズアップの快楽モンタージュで殿堂入り級だが残り大半は弛緩。ミニマムなアウトロー講談に南北戦争という大状況を加味しキャラが振り回され凡化し…

さよならを言わないで

★★★★ 1976年11月23日(日) 大毎地下劇場 行き場のない刹那感に思い出はあくまで美しく縁取られ、やがて確実に来る終着点に向かって愛は昇華されていく。そして、美しい2人を、これ又圧倒的に美しく哀しい秋の佇まいが包み込むのだ。世の規範に背を向けてひ…

インフェルノ

★★★ 2016年11月19日(土) 梅田ブルク7シアター7 まあ、全然面白くもない映画だが、腹も立たぬのは小賢しさのないロン・ハワードの人徳でしょうか。 主人公の記憶喪失から始まるありがちな導入ではあるが、戻ってくる記憶のピースがはまっていく構築の快感…