男の痰壺

映画の感想中心です

2017-01-15から1日間の記事一覧

ルーム

★★★★ 2016年7月23日(土) 新世界国際 映画は男を放逐しガン無視する。ひたすらに母息子に寄り添い寡黙だが真摯な視線で見守り続ける。そういうスタンスが心から的確と思う。色々あっても子はやがて母親を乗り越えていくだろう。理解と成長が世界を変容させ…

犬神家の一族

★★★ 1976年11月16日(日) 伊丹ローズ劇場 泥々の因縁話を欲の皮の突っ張り合い程度で茶を濁した感があり本質は遠ざかる。ジャパネスクと崑テクの融合はコンセプトは明快だが、腐乱死体の湖中ショットや金田一閃きの3連繋ぎなど冴えた断片が馴染みきれてない…

皆さま、ごきげんよう

★★★ 2017年1月14日(土) テアトル梅田2 ドリフのコントのようでもあるしシュールな寸劇がブニュエルの「自由の幻想」のリニューアルバージョンのようにも見える。 特に安い中世挿話から展開するのが意識的なのか?。 概ね映像主義的作風からは遠い。 相当…

ちはやふる 上の句

★★★ 2016年4月19日(火) TOHOシネマズ梅田6 可愛く元気でちょいドジという少女漫画の鉄板キャラを広瀬すずが見物とさえ言える熱量で演じるが、それでも尚ルーティンで退屈。カルタなのにスポ根もどきの作劇構成も『シコ』・『ピンポン』といったジャンルの…

続 青い体験

★★ 1976年8月21日(土) 伊丹グリーン劇場 どうにも慎みというものがイタリアン小僧には無いので、生さぬ恋の暗い情念などが発生しようもなく、大体モモ如きボンクラが両手に花の美味し過ぎる環境に置かれるのは映画とはいえ理不尽に過ぎる。その物語的怠惰を…

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

★★★ 2017年1月14日(土) 大阪ステーションシティシネマ2 終盤でテロリストの機関銃搭載のジープが爆撃後の現場に通りかかる。 瀕死の少女を抱えた両親が懇願し彼らは機関銃を降ろし少女を運ぶ。 辛うじてのニュートラルな描写だと思った。 言うたら、こん…

獣は月夜に夢を見る

★★★ 2016年7月23日(土) 新世界国際 ジャンルムービーとして新しい見どころは取り立てて無いのだが北欧の漁村の寒々しい風情が良い。特に地場の水産加工場を主舞台とした点で虚構は生臭いリアリズムを足掛かりに土着的なフォークロワへと近似する。主演女優…

ジーザス・クライスト・スーパースター

★★★★★ 1976年8月29日(日) 元映 1980年5月21日(水) 関西学院大学学生会館大ホール 魂の相克と言うに偽りないソウルフルシャウトの連続で「今宵やすらかに」を筆頭に感涙ものの名曲揃いだ。演出はアイデアに富み歌詞イメージを時空を超え延伸させる。キャステ…

バーバリー・コースト

★★★★ 2017年1月14日(土) プラネットスタジオプラス1 冒頭に未開のサンフランシスコに着いた彼女が婚約者の死を知らされ尚居残ることを決辞する件で決定的な文学的な台詞が曖昧さを糊塗する。 やってくれるなと思う。 エドワード.・G・ロビンソンの片耳イ…