男の痰壺

映画の感想中心です

2017-12-21から1日間の記事一覧

野火

★★★★ 2015年8月26日(水) シネリーブル梅田1 南方の亜熱帯樹林がデジタルでクリアに捉えられ時に限りなく美しく戦線から離脱した孤絶感を弥増させる。軽い擦過音が聞こえた直後に人体破壊がもたらされる空からの掃射など細部が良い。野火や人肉食の扱いは…

未来は我らのもの ドイツ革命とリープクネヒト

★ 1978年3月26日(日) SABホール 共産圏にあった東独時代の作品なので教条的革命礼賛と愚直で面白味のない人間描写が鼻につく。しかも、局地的・限定的な内容でドイツ革命についてのある程度の事前学習がないと物語の進捗は理解困難。為にするプロパガンダ…

探偵はBARにいる3

★★★ 2017年12月7日(木) 梅田ブルク7シアター1 シリーズ前2作は未見。 なんで見に行ったかというと、北川景子ちゃんが出てるから。 ファンなんっす。 まあ、木偶の坊のようなツンデレ演技しか演ってない最近の彼女にしてはテンション高めの演技ではあり…

ジュラシック・ワールド

★★★★ 2015年8月22日(土) TOHOシネマズ梅田1 草食系をほぼオミットし新種レックスとラプトルに物語を負わせたのが良い。人間が両者の剣呑な狡猾に翻弄されまくるところにトリッキーで被虐的エモーションが宿るのだ。隔離された筈の脅威は一瞬にしてこちら…

ローマに散る

★★★★ 1979年4月22日(日) 大毎地下劇場 『Z』をクタールの映画だと言うのと等質に、これはサンティスの映画だと言ってもいい。それ位の撮影の濃度がある。元最高裁長官宅での軍警察の介入目撃は、蛙の穴を掘ってたらデカい蛇が出たとも言うべきエキサイティ…

周遊する蒸気船

★★★ 2017年12月16日(土) オラネットスタジオプラス1 甥っ子が彼女を連れてきたのだが、その甥っ子が警察に捕まってしまう。 そんで、若い女の子と2人っきりの生活。 亡妻の服を着せて2人並んで町を歩く。 ウキウキ…。 とまあ、評判の高い映画なんですが…