2018-02-25から1日間の記事一覧
★★★ 2015年6月20日(土) 梅田ブルク7シアター6 濡れた仔犬のようなハーディは孤高というより優柔不断な場当たりに見え「マッド」度はてんで低い。『サンダードーム』の拡張的ジョー王国は既視感拭えず、規格更新されたチェイスは馬鹿騒ぎ的な過剰さで修飾…
★★★★ 1979年2月4日(日) SABホール 自我の萌芽を辿る明晰な物語性が気持ち良いのは原作によるものとしても、ミクロ的視点に陥りがちな常套的少年成長物語とは一線を隔てた感があるのは、時代を包括的に捉えるマクロ的視点の介在だと思う。実に精緻に丁寧に…
★★★★ 2018年2月9日(金) 大阪ステーションシティシネマ12 ズッテーン…なんじゃそりゃってなラストであったが語り口は好みであった。 初期のギャスパー・ノエみたいなテイストでもあるし、一方で女性監督らしいガーリーな曝け出し感もある。 校舎の屋上で…
★★★★★ 2015年6月24日(水) TOHOシネマズ梅田9 姉妹間だけではなく他者との関係性の変容を「空気」だけに最大限の演出を注ぎ込んで緩やかに慈しむかのように描いた工芸品。3度の葬儀と法事が編年のメリハリを付与する構成が高度に小説的だ。想定外の4人の…
★★ 1979年3月11日(日) SABホール 片っ端から世の不文律を破壊し勝手気儘に物事を成せばアナーキーだとでも言うのだろうか。この親爺の生き様には全く快感も共感も得られなかった。どれだけルノワール的な川と光で全篇が彩られていようともだ…。 (cinemasc…
★★ 2018年2月23日(金) 大阪ステーションシティシネマ11 大体にジョン・ウーの映画ってのは恥ずかしいものなのである。 だって、グラサンかけて咥えタバコってだけでも恥ずかしい。 なのに、スローモーションでコートはためかせて見栄を切る…なんて尋常な…