男の痰壺

映画の感想中心です

2018-08-11から1日間の記事一覧

バンクーバーの朝日

★★★★ 2014年12月28日(日) MOVIXあまがさき5 鬱積を晴らす術もない抑圧の移民族史の束の間の晴れ間を描くにこの低体温が相応しい。ましてやバント戦術というショボい勝ち方ではゲームが盛り上がろう筈もないが、それでも必死だった彼等の思い…

女と男のいる舗道

★★ 1980年10月5日(日) 大阪府中小企業文化会館大ホール 2001年2月20日(火) 動物園前シネフェスタ 娼婦であるというリアリズムが、ドライエルを見て涙し哲学者と会話するゴダール脳内醸成された「女性」と乖離しまくる。見てて恥ずかしくなるような青臭さ横溢…

Bao

★★★★ 2018年8月4日(土) TOHOシネマズ梅田5 よくある子育ての回想譚で子供可愛いやの変奏バージョンかと思っていた。 「ファインディン・グドリー」の併映作であった「ひな鳥の冒険」とかそうだったし。 でも、これは子の反抗期から独立期まで描いて、…

超能力研究部の3人

★★★ 2014年12月6日(土) 梅田ブルク7シアター7 構ってもらえる才能の無さが羨ましいと宣う絵梨花の独白がドキュメンタリーとしてフィーチャーされない山下の毒不足と半端な気構えが不快だ。総じて茶番だが、フェイク部分の山本剛史の満座を圧するような渡…

犯す!

★★★ 1980年10月14日(火) 関西学院大学学生会館大ホール レイプを契機に最初はイヤよでもやがて淫乱街道まっしぐらな八代に哀感はなく、かといって爽快でもない。寧ろ胡桃とかナイフとか勿体ぶって象徴性を暗示させてしまうとこが内向的に淫靡。長谷部の資質…

BLEACH

★★★ 2018年8月11日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 先般、英BBCが選ぶBBCが選ぶ21世紀最高の100本ってのがあって、日本映画で唯一選ばれたのが「千と千尋の神隠し」(第4位)であったのだが、これを快挙とするか、たったの1本しか選ばれん…