男の痰壺

映画の感想中心です

2018-12-14から1日間の記事一覧

ジプシー・フラメンコ

★★★ 2014年8月14日(木) テアトル梅田2 一旦アングルを決めたら梃子でも動かさぬ依怙地な演出は好きだ。対象が120%のダイナミズムを有するの以上演出は謙虚たるべきを弁えている。只カリメ初顔合わせのセッションと母ウィニーの登壇。この2点のみで映…

沈黙

★★★★★ 1980年6月22日(日) 梅田東映ホール 夜の静寂のホテルの1室で街路を往く戦車の地響きがグラスの水を揺らめかす異郷の緊張と違和が孤独地獄をいや増す。その映画的状況設定と担保し得る映像。嫉妬と挫折の果てに次世代に希望を託すのみだとしても生きる…

来る

★★★★ 2018年12月9日(日) MOVIXあまがさき6 中島哲也はジャンルとしてのホラー映画に本当に関心があるのかって疑問。 たぶん無いんだと思う…っていうかあんまり巧くもない。 映画の前半は、人間の負の部分を拡大した陳列ショーで、嫌な連中ばっかの、…

GODZILLA ゴジラ

★★★★★ 2014年8月6日(水) TOHOシネマズ梅田7 守護神的役回りに「ガメラ」との近似を見るに吝かではないが、しかし、このゴジラの憎悪表現のハイボルテージの熱量が、本来対置するのも恥かしいミクロ世界の絆の連鎖に伝導し不可逆の化学反応を起こす。…

黒い警察

★★★ 1980年7月4日(金) 毎日文化ホール 前後する『ダーティハリー2』と同工異曲のネオファシズムものだがマカロニウエスタンの国らしい扇情的な泥臭さ。しかし、おもろい。法的制裁をかいくぐる外道どもを処刑しまくるってのは快感だが危うい。その辺、遵法…

くるみ割り人形と秘密の王国

★★★★ 2018年12月4日(火) 梅田ブルク7シアター6 ジャンルとして、さして好みでもない映画です。 ファンタジーとして例えばティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」とか 古典の復刻版として例えば「美女と野獣」とか そういうの、まったく、見…