男の痰壺

映画の感想中心です

2019-04-11から1日間の記事一覧

武器人間

★★ 2014年4月12日(土) 新世界国際劇場 武器人間の見てくれからしてキッチュ路線まっしぐらなのだから、大腸ビローンや脳味噌カパッとかはまだ良しとするが、マッド博士の俗悪ぶりが可愛げなく悪ふざけも大概にさらせと思うしかない脳味噌按分匙加減にゲン…

飢餓海峡

★★★★★ 1981年12月16日(水) 梅田東映ホール 巨視的な空間と時間の連鎖の中で唯1日の出来事の追憶が全てを統御してしまうというロマンティシズムが根底にある。2人の瞬間的に調和した心根は異なるベクトルで延伸しクロスして消滅するが、その儚さはご詠歌と…

麻雀放浪記2020

★★★ 2019年4月5日(金) 梅田ブルグ7シアター6 売れっ子監督が来た仕事なんでも受けてやるうちに陥る隘路。 今回の白石和彌に、俺は少し前の三池崇史や園子温を重ねてしまった。 明らかに調子に乗りすぎやろう。 斎藤工の念願の企画らしいが、彼はこの出来…

そこのみにて光り輝く

★★★★★ 2014年4月26日(土) テアトル梅田1 人は救い難い状況の人たちに接することはあっても寄り添い続けることはできない。綾野のトラウマは方便としの機能しか為さぬがそれでもいいのだ。一方で姉弟の映画として一切の直載な会話を廃し尚切ないまでの想い…

新・明日に向って撃て!

★★ 1980年1月15日(火) ビック映劇 ブッチがナイスガイだってのを前作ではニューマンが説明なくとも十二分に体現できていたのに対し、本作では前面に出しすぎて何か嫌らしい。非情さが無く温いし、リリシズムは安い。そっくりショーとしてはベレンジャーは表…

サンセット

★★ 2019年3月30日(土) シネリーブル梅田1 体調も悪かったが、始まって10分もせずに意識が遠のく。 意識が戻ると主人公が彷徨っている。 集中せねばと気を引き締めてまもなく意識が遠のく。 意識が戻ると主人公が彷徨っている。 とまあ、彷徨い続ける主…