男の痰壺

映画の感想中心です

2019-06-04から1日間の記事一覧

早熟のアイオワ

★★★ 2014年2月22日(土) シネリーブル梅田1 手前味噌な自伝という印象も否めぬが、それでも不快ではない。なぜなら、身の丈に合う世界で慎ましやかでも真摯に生きることに意味を見出そうとしているから。ジェニファーの健康体だが心はやさぐれてる風情が男…

夕なぎ

★★★ 1981年9月9日(水) 毎日文化ホール 男2人の間で揺れ動く女心という骨子が3角関係の微妙な空気感に紛れていく。中年の地味な市井人の心の揺れ動きをハッタリズムを廃して叙情性を押し出し描くフランス映画の伝統的王道とも思わせる。煮え切らない主人…

さよならくちびる

★★★★★ 2019年5月31日(金) TOHJOシネマズ梅田10 【塩田明彦】 立教パロディアスユニティの黒沢清につぐナンバー2であり、当然にハスミンの薫陶を受け、「映画術」なる著作をものにする。…なんて、バックボーンの割りに、終わってるやん。 って思っていた…