男の痰壺

映画の感想中心です

2019-07-08から1日間の記事一覧

ジャッジ!

★★★★ 2014年1月12日(日) イオンシネマ大日7 見てくれは相当エッジが効いてる割に言ってることはマトモ過ぎ、一種の回顧趣味だとしても気恥ずかしい。何と言っても景子と京香に分断されたヒロイン設定が致命的で煮えきらず、ツンデレのデレも不足だ。ただ…

ロング・ライダーズ

★★★ 1981年8月17日(月) シネマ温劇 本来は汚泥と混濁の中でこそ語られるべき西部はスタイリッシュな硝煙と粉塵の中にその姿を埋没されてしまう。ペキンパーが泣いているだろう。オリジナリティは兄弟俳優を何組も使うってアイデアだけで他はよそからの借り…

旅のおわり世界のはじまり

★★★★ 2019年7月6日(土) テアトル梅田1 黒沢清の、こういった随筆系の映画って初めてじゃなかろか。 そういう意味で興味深いものがある。 前田敦子の演じる女性のキャラであるが、やっぱり普通じゃない。 彼女、やたらウズベキスタンという異郷の街で1人…

少女は自転車にのって

★★★ 2014年1月11日(土) シネリーブル梅田2 必死でチャリこぐ少女の見るからに喜びを体現する様は確かに微笑ましいのだが、彼女は都度言及される女性を虐げるサウジの因習に対しプロテストしてるわけでなく、個人的な価値観に準拠してるに過ぎないところが…

天使の欲望

★ 1980年6月25日(水) 毎日ホール 憎しみ合った姉妹が行くところまで行っちまうというならそれを徹底すればいいのに、ロマンポルノに棹差すような曖昧作劇や、端々に滲む中島流田舎もんコンプレックスがモロ出てしまい暗鬱たることこの上ない。マイナス2乗が…

主戦場

★★ 2019年7月6日(土) 第七藝術劇場 従軍慰安婦問題に関しては、国同士の交渉は2015年の日韓合意で終息したはずであったのだが、韓国サイドの民間レベルの激しいロビー活動で蒸し返され現在に至る。 ってのが、おおむねの日本人の見方だと思う。 喧嘩っ…