男の痰壺

映画の感想中心です

2019-10-14から1日間の記事一覧

パッション

★★★★ 2013年10月11日(金) TOHOシネマズ梅田10 嫉妬と懐疑の錯綜するタペストリーを心ゆくまでねっとり巧緻に織り成したいというデ・パルマイズム純粋系譜上の佳作。ただ、技巧的には随分淡白になった。来たーっと思ったら、あっさり切ってしまう長回…

漂流

★★ 1981年6月22日(月) 伊丹ローズ劇場 鳥の描写だけはやたら凝りに凝って海外ロケしたりして熱がこもってるのだが、肝心のサバイバルのリアリティに本当らしさが欠ける。大体、日本版「ロビンソン・クルーソー」としては生き延びる為のオリジナリティが無さ…

金環蝕

★★★ 2019年10月6日(日) シネヌーヴォ 子供の頃にTV放映で見て、とんでもなくオモロイと思った記憶がある。 それは、多分に宇野重吉の歯抜けメイクが醸すいかがわしさと仲代のクールで怜悧な佇まいのガチ対決によるもんだったと思う。 何十年も経ってよう…