2020-05-17から1日間の記事一覧
★★★ 2012年12月11日(火) 新世界国際劇場 最早、食傷気味なフェイク・ドキュではあるが、北欧の底冷えするかの如き山間部の景観のリアリズムが皮膚感覚的に秀逸。トロールは初出の末路こそ新味であったが、慣れると伝承と新解釈の間の針の置き方が半端だ。…
★★ 1982年10月10日(日) 伊丹ローズ劇場 ミディアムなギュウ詰めの構図を正攻法で繋いで役者にはどテンションを要求。相変わらずの増村らしい力感と言いたいが、どこか形骸的で乗れてない。話を映画的に料理するという芸当ができないのだからミスマッチな題材…
俺が生まれる前の10年間に何があったのかに思いを馳せることはまずないけれど、それでも朝鮮戦争を契機に東西の冷戦構造が形成された10年紀で、核開発の凌ぎあいの結果ビキニ環礁での水爆実験下での第五福竜丸被爆をもたらし「ゴジラ」が製作されたこと…
※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 幸運の総和 先週末から昨日までの間に、ささやかな幸運が連続して俺を訪れた。 4月9日(金) 明糖ホームランバー(バニラ味)にて「満塁ホームラン〔もう1本〕」4月10日(土) 明糖ホームランバ…
★★★ 2012年12月5日(水) MOVIXあまがさき6 非「007」的であることに活路を見出したクレイグバージョンを旧世代メンデスが引き戻した感が横溢。温く間延びした懐かしさもあるが、やっぱりダルいっす。情に流されアクション演出も大味で興を削ぐ。た…
★★★★ 1982年12月13日(月) 新世界国際地下劇場 緩い青春回顧ものかと思えば予想外に急坂を落ちるように転がる人生。背景に過ぎない筈のベトナムやフラワームーブの余波がテシックの想いを越えて迫ってくるあたりニューシネマの旗手ペンの面目躍如たるものがあ…