男の痰壺

映画の感想中心です

2020-05-25から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2004年7月29日)

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 生き様 本当に、酔っ払って誤って滑って転がり落ちたのだろうか?だとすれば、余りに、らしすぎるし、一貫した生き様を全うしたもんだと思うし、それとも、鬱か何か知らんが、冥土の淵に足を掛けて、…

アパートメント:143

★★★★ 2012年11月17日(土) シネリーブル梅田2 『PA』亜流かと思えば、『ヘルハウス』や『ポルターガイスト』系譜のプロチームのお化け屋敷攻略色が堅牢な良作。戦略的に多く設置されたカメラの複眼的視点交錯が1カメのストレスから見る者を解放する。遡…

乱れ雲

★★★ 1982年11月4日(木) 新世界東宝敷島 交通事故や補償といったリアルに同時代的な材料がひっかかる。もどかしいまでの切なさがシビアな現実に浸食されていく。何も古典的な浮世離れを信奉するわけでもないが、終止符を決定する材料も深淵とは言えない。(cin…

自粛後遺症

いやあ、満を持して昨日という日を待ち望んだ筈だったんだがよ。 かれこれ1か月半、日曜日には朝っぱらから酒飲んで寝たり起きたりの朦朧パターンが身に沁みついてしまって、映画館に行かねばの気持ちが、酒のんでテレビ見て過ごす方が楽じゃんに駆逐される…

おもひでのしずく (2004年7月26日)

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 真夏の夜に思う日本国の行く末 昨夜、地元の少年サッカークラブが主催する花火会に行ったのだが、市販のショボい花火に目を輝かせて見入る息子たちを見ていて不憫に思った。子の親になって、かれこれ…

桃さんのしあわせ

★★★★ 2012年11月17日(土) 梅田ガーデンシネマ2 使用人にちょっと良いことしてあげました的胡散臭さから免れてる所以は、主演2人のプレーンな平衡感覚と明晰なアイデンティティの存在。為に非ドラマチックだがアン・ホイの視座は信頼できる。サモ・ハンや…