男の痰壺

映画の感想中心です

2020-06-10から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2005年1月14日 (金))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 甦れ!STOMCH (ⅰ)雪山で遭難し運良く発見した雪洞で寒を凌ぎ飲まず喰わずで1週間。天国からのお迎えが瞼にちらついたその時奇跡的に救助隊に発見される。(ⅱ)客船で太平洋クルーズに出かけ…

ホーボー・ウィズ・ショットガン

★★★★★ 2012年10月13日(土) 新世界国際劇場 限度を超えた人体破壊の延々たる羅列なのだが、タメが無い分乾いた突き抜け感がある。物語に善悪の規範さえ言うのも今更だが、その単線さに飽きがくるころ「地獄の死者」が黄泉の国と寓話世界を直結させる。一気…

コールガール

★★★★ 1982年9月19日(日) 伊丹グリーン劇場 陳腐な筋立ての完全無比の幕間繋ぎ企画だが裕也・ひろみ・竜童等を配した脇役陣が無類のヒリヒリ感を醸し出し裏街道の匂いを発散して世界観を担保する。しかも安藤庄平のカメラが絶妙のフレーミングと色使いでそれ…

趨勢に流される安寧が本質を見誤らせる

菊地成孔の映画本新著「映画関税撤廃」を本屋で立ち読み&流し読みしてて思った。 この人の言ってることジーツにしっくりきます。 読んだのは主に2つの章。 「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」と「グリーンブック」についてのものです。 前者はテニスのキン…