男の痰壺

映画の感想中心です

2020-06-15から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2005年2月22日 (火))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 すわりしょんべん 他人との比較のチャンスに恵まれない或る種の行為は積年の時を経るにしたがい、優れてオリジナル且つ特異性を帯びたものへと、又は逆に歪曲されたものへと進化するのであろうか。 今…

鍵泥棒のメソッド

★★★ 2012年9月22日(土) 大阪ステーションシティシネマ10 作を重ねるごとに際どさが失せ生ぬるくなっていく。当代のアドリブ巧者を2枚揃えて尚弾けない演技の相乗が、狙いじゃないとしてもダメな気がする。入れ替わりの作劇とヤクザ騙しのコンゲームで十…

さらば愛しき大地

★★★★ 1982年9月17日(金) 梅田ロキシー 後半が一本調子でふくらみに欠けるが墜ちてゆく男と女を正攻法で描いて迫力がある。それでも特筆は冒頭30分。映像への確信と信託が圧倒的な強度を産み出す。中盤以降を牽引する秋吉の役へのアプローチも服装や髪型等…

デッド・ドント・ダイ

★★★★ 2020年6月14日(日) MOVIXあまがあき2 全体的にダウナーな澱んだ空気が横溢してるので好悪わかれそうだ。 これは、ぜんぜん傑作でもないのに、ジャームッシュの総括的な役割を当てがわれてしまったトホホなジャンルムービー。 間延びしてるのが…