男の痰壺

映画の感想中心です

2020-09-07から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2010年1月13日 (水))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 イーストウッド教 2009年のキネマ旬報ベストテンが発表された。外国映画の①と③にクリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」と「チェンジリング」が入った。まあ、正直、この結果に関しては、…

ワイルド・スピード MEGA MAX

★★★ 2012年4月21日(土) 新世界国際劇場 皆一応『オーシャンズ』みたいに和気藹々でノリノリモードな雰囲気を醸しだしてはいるが、肝心の映画は一向に弾けないのである。ワル度も過激度も低い。定型通りに序盤と終盤に2大見せ場を配するがキレが悪くカタル…

ザ・レイプ

★★ 1982年5月16日(土) トーエイ伊丹 レイプされた女性が被る心的・社会的ダメージをルポルタージュすることには意義はあるのだろうが、恋人との葛藤が男側のヘタレな描写を始め普遍性があるとは言えず映画の大義を薄めてしまった。本職弁護士を使った法廷シ…

ゴーストタウンの黄昏 シネヌーヴォの憂鬱

阪神電車の九条駅を降り、地上に出ると強烈な日差しが容赦なく俺を焼き尽くした。中央大通りと交わる道は片側3車線の広い道なのに、日曜の午前中とはいえ車が全く見えない。蝕まれ続けた日常のゴーストタウンめいた光景が日差しの痛みを心理的に倍加させる…