男の痰壺

映画の感想中心です

2020-09-16から1日間の記事一覧

おもひでのしずく (2010年2月15日 (月))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。 現実のリアルとシンクロする映画の虚構 20代の前半であったから、今から20数年前のことだ。ある週末、大阪はミナミ、道頓堀の居酒屋で学生時代の連れと4人で飲んでいた。10時ごろになり、帰ろ…

マイ・ウェイ 12,000キロの真実

★★★ 2012年4月21日(土) 新世界国際劇場 数奇であることにかまけている。描くべきは2人の心理的葛藤や確執なのに、釣瓶打ちに色々起こりすぎて、その勢いに気をとられてる間に終わってしまう。受けに徹するドンゴンに対してオダギリの遣り放題な七変化責め…

風とライオン

★★★ 1982年3月12日(金) シネマ温劇 ルーズベルトとの対立軸は申し訳程度の扱いで、物語はひたすら女目線と子供目線で男コネリーを描くことに奉仕する。正直つまらん。異文化との邂逅は『アラビアのロレンス』を踏襲、馬の描写はミリアス信奉の黒澤チック。新…

マロナの幻想的な物語り

★★★★ 2020年9月12日(土) 梅田ブルク7シアター3 生まれてから3人の飼い主のもとを転々とするワンちゃんの物語であるのだが、描かれてることは、ワンちゃんは人間に忠実で可愛い、なのに人間は身勝手で利己的な生き物だ。 ってことで、まあ目新しくもなん…