男の痰壺

映画の感想中心です

2020-11-25から1日間の記事一覧

コンテイジョン

★★★ 2011年11月12日(土) 大阪ステーションシティシネマ3 デイモンの遣り切れなさやウィンスレットの遣る瀬無さといった多くの感情の行き場に帳尻をつけぬことで怜悧に状況の混沌を描くソダーバーグの群像処理は買うが、収束への過程が端折り過ぎで尻すぼ…

この子を残して

★★ 1983年9月18日(日) 伊丹ローズ劇場 幼子を残し死にゆく親の手記ならば木下自家籠中の題材だろうし、そこに絞ればいいのに大時代なメッセージ性を加味してバラバラ。大体、永井博士は被爆で死んだのではないのだから根本的に構成に齟齬を来している。原爆…

ラビット・ホール

★★★★★ 2011年11月12日(土) シネリーブル梅田2 失われた絆のドラマとして痛々しさが横溢し、実家や集会といった作劇上の付加要因も完璧に機能する。だが、真に斬新なのは加害者少年の在り方で、その錯綜する想いの絡まり合いが解れて提される微かな光明は…

映画年間概観 2003

回顧2003-映画- 数えてみれば今年になって映画館で見た映画が103本。去年が180本超であったのだから激減した。一重に金が無くなり気力が減退したということなのだろう。思い出せば去年はオールナイトの3本立てによく行って、そこで本数を稼いで…