男の痰壺

映画の感想中心です

2021-01-29から1日間の記事一覧

お葬式

★★★★★ 1984年12月2日(日) 南街シネマ 「映画を撮りたい」…そういった鬱積した思いの丈を惜しげもなく全篇にぶちこみまくった挙げ句に技巧のオンパレード的祝祭気分が葬式という題材とセーブし合った絶妙のバランス感覚。80年代自主映画ムーブメントの土壌…

ザ・タウン

★★★★★ 2011年2月19日(土) 梅田ブルク7シアター5 今更な題材だが真摯な思いがあれば物語は人を打つ。多くの友の屍を乗り越える主人公に葛藤があまり無いようだが、一方では恋焦がれた女への矜持を現代感覚に立脚させたニューハードボイルド。その平衡感覚…

ガープの世界

★★★★ 1984年12月9日(日) 大毎地下劇場 リブもジェンダーもロイ・ヒルにとっては関心事ではない。空に舞う無垢なる赤ちゃんの笑顔の如くに自然体で生きることは難しく偏向した思想はそういう個人の生き様を圧殺する。それを怒りや皮肉でなく優しさで被う視線…

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち

★★★★ 2021年1月23日(土) 大阪ステーションシティシネマ7 スタントシーンの撮影風景とかがそんなに残ってるわけではないので、映画の構成は、インタビューや現在の日常中心なる。 そこが物足りないとも言えるのだが、見てるうちに彼女たちの真摯な言動や物…