男の痰壺

映画の感想中心です

2021-02-23から1日間の記事一覧

ジェニファーズ・ボディ

★★★★ 2010年9月17日(金) 新世界国際劇場 女の脚本を女の監督が女主演で撮ったことで、明確に「男ってバッカでどーしようもねー」というコンセプトが発露されM的快楽を覚える一方、可愛い子ちゃんどもがイキがってる様に余裕綽々な高見の見物感もある。そ…

プロジェクトA

★★★ 1985年10月20日(日) 新世界国際地下 ジャッキー自身の演出は集団戦の捌き方が雑然としクリアな迫力に欠ける。スタントありきのプロットの構築をベタギャグで彩るパターンの反復は悪くもないが、そこはかとなく匂う俺様王国の嫌味が影を射す。クライマッ…

群盗荒野を裂く

★★★ 2010年9月17日(金) シネヌーヴォX ダミアーニの横移動にはゴダールの匂いがする。『気狂いピエロ』の2年後という製作年を考えると強ち穿った見方でないかもしれない。男としての矜持を貫いたとも言えるラストの居心地の悪さも又通り一遍ではない。た…

聖なる犯罪者

★★★★ 2021年2月13日(土) テアトル梅田2 そもそもなんでそんなに神父なりたいん? って本来、初動段階で描かれるべきところをすっ飛ばしてグイグイ進む。それが主人公の若い無軌道とシンクロして映画に勢いを付与する。 シャバに出て、少年院から紹介され…