男の痰壺

映画の感想中心です

2021-03-19から1日間の記事一覧

パラノーマル・アクティビティ

★★★★ 2010年5月26日(水) 新世界国際劇場 固定の暗視映像の片隅の変異を固唾を呑んで凝視しすることで、安易なアップやコマ伸ばしや字幕やマーキングに飼い慣らされた俺たちの受動姿勢があからさまになる。だから、ロクに何も無いことこそ意味がある。某御…

砂の惑星

★★★ 1985年3月30日(土) 大阪松竹座 複雑多岐で超絶長大な原作は『LOR』並の構想力で企画されるべきだった。ハルコネン男爵の造形を見ても奇形に偏愛するリンチのセレクトは魅力的だが全体を統べる者がいなかったということだろう。ロマンティシズムが決定…

春との旅

★★★★★ 2010年5月26日(水) 梅田ブルク7シアター3 若干説明的に過ぎるかと思える台詞に血肉を与え強引に納得させる役者群の技量と、スタティックに強固な吸引力でそれを定着させる演出とカメラは圧倒的。多くの『東京物語』変奏バージョン中、これを屹立さ…

カム・アンド・ゴー

★★★★ 2021年3月12日(金) シネリーブル梅田3 大阪キタを舞台に9ヶ国の人たちが織りなす群像劇ってことで、まあ、これはリム・カーワイにしか撮れない題材だよなと思う。 もしかしたら、日本人のクリエイターでも取材を重ねてこういう企画は立てられるのか…