男の痰壺

映画の感想中心です

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

周防正行 Masayuki Suo

生年:1956/10/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ヤーノシュ・サース Janos Szasz

生年:1958/03/14 kenironkun.hatenablog.com

SAYURI

★★★★ 2006年7月22日(土) パルシネマしんこうえん 少なくとも登場人物としては語り部たる西洋が介在せず日本・京都の中で完結する物語をアジアの看板女優3枚が支配する点、それがハリウッドの潤沢な資本で精緻な再現が試みられた点で2重3重のアンビバレ…

愛人 ラマン

★★★ 1992年10月24日(土) 池田映劇 植民地に於いて貧困領主が富裕領民に犯されるという被虐も少女が中年男にという背徳も全て絵画のようなフォトジェニーで粉飾されスルーされて行く。おばあさんの理想化された過去は綺麗事にならざるを得ない…にしても溜息も…

ドラゴン・プロジェクト

★★★ 2006年8月12日(土) 新世界国際劇場 まあ何一つ目新しいことも無いのだが、スティーヴン・ファンはジャッキーの隠し子に違いない…とそんなことばっかり思いながら見ていたので話なんかどうでも良かったとも言える。しかし、体技はジリアンちゃんにも負…

ウィリアム・A・ウェルマン William A. Wellman

生年:1896/02/29没年:1975/12/09 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

木村大作 Daisaku Kimura

生年:1939/07/13 kenironkun.hatenablog.com

シンギュラリティ わかっちゃいるけどやめられない

1999年の7の月 空から恐怖の大王が来る。 俺が中学生のころに一大ブームになった「ノストラダムスの大予言」は、1999年が子供心にずいぶん先のことに思えたものだが。 NHKBSで「AI戦争 果てなき恐怖」の再放送を見てて、そんな半世紀前のこ…

切腹

★★★★ 1992年10月31日(土) 日劇会館 橋本節丸出しの倒置多用のシナリオは良く出来たといえばそうだが、演出はそれに従属している。拮抗し打破する演出がこそ見たいのであって仲代の定型演技が又器の中のプリンのようでさえある。ただし立派な面構えな映画であ…

プルートで朝食を

★★★ 2006年8月19日(土) テアトル梅田2 どうにも華やいだ雰囲気を演出が醸し出そうとしてあざとい感じがする。オカマとして生きて行くからって無理にでも華やいでいないといかんわけじゃなかろうにと思う。しかも意識して軽薄であろうとしてる訳じゃなく天…

昭和残俠伝 死んで貰います

★★★★ 1992年10月25日(日) 新世界東映 全部を見てるわけでもないがシリーズ最高作の謳い文句は多分本当なんだろう。しかし加藤泰みたく媚びたケレンは要らなかったのじゃないか。小津ほどスタイルを固辞しないでも全体の統制力を軽やかに堅持したマキノだから…

ウォルフガング・ペーターゼン Wolfgang Petersen

生年:1941/03/14 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

西田征史 Masahumi Nshida

生年:1975/05/22 kenironkun.hatenablog.com

アンジェラ

★★ 2006年8月19日(土) 新世界国際劇場 人は一旗揚げて万能感に支配されると、こういう妄想を思い描いてしまうのであろうか…。苦節の時代の自分を投影し天与の恩恵に授かり幸福を得る。人生はそんなに甘いもんじゃないってのはベッソン以外の全員が知ってい…

氷の微笑

★★★ 1992年10月24日(土) 池田映劇 陽光のサンフランシスコの倦怠下の腐臭を描くにバーホーベンのベクトルは微妙にずれて、そのズレが快感とも言えない。ダグラスとストーンが頃合の疲弊感を漂わせただけに惜しい。取り調べ室のシーンだけが鋭角のコンテで図…

デュエリスト

★★★ 2006年8月12日(土) 新世界国際劇場 自己陶酔ギリギリのキザな様式世界には些か鼻白みつつも徹頭徹尾一貫して姿勢を貫徹するさまに多少心動かされもするが、矢張りどこかで退いてしまう。序盤の切り返しを多用したカッティングが魅せるのとジウォンちゃ…

ロベルト・ロッセリーニ Roberto Rossellini

生年:1906/05/08没年:1977/06/03 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

チャン・ジュナン Joon-hwan Jang

生年:1970/01/18 kenironkun.hatenablog.com

ほんとうのピノッキオ

★★★ 2021年11月15日(月) 大阪ステーションシティシネマ7 「ほんとうの」ってなにがやねん。普通のピノキオやないかい。原題も単に「ピノキオ」やん、ええかげんなことすなよ配給会社。 ってことで、「本当は怖い童話」みたいな先入観を持ってた俺はかなり…

雪之丞変化

★★★★★ 1992年11月12日(木) サンポードアップルシアター 映画的レトリックと純文学かぶれのアンビバレンスが解消された60年代市川の総決算とも言うべき大衆芸能お祭り映画。主演長谷川を十二分に立てつつ演出もキザでキッチュでオチャラケるという奇跡の併…

X-MEN ファイナル ディシジョン

★★★ 2006年9月9日(土) ナビオTOHOプレックス1 終盤はジーンと「キュア」の源泉たる「アキラ」少年が中心になるべきだろう。ウルバリンを主にするためメロドラマ的に妥協し、前振りが全く死んでいる。更に人間対ミュータントの図式が消えては被虐感が…

暴力金脈

★★★ 1992年10月25日(日) 新世界東映 企業と暴力団の癒着という未開領域に挑む…なんていう気は無いのは端から解ってはいるが惜しい題材であった。結局は個の対決に収斂してしまうのがトホホである。小沢や大滝の半端な投入が山本や熊井との比較感を呼び起こし…

マキノ雅広 Masahiro Makino

生年:1908/02/29没年:1993/10/29 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.co…

ルイ・ルテリエ Louis Leterrier

生年:1973/06/17 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

グエムル 漢江の怪物

★★★ 2006年9月9日(土) 三番街シネマ2 平穏な日常に生々しいまでのリアル感で異物が投入される序盤の漢江河畔のシーンは傑作なのだが、中盤以降の政府・米軍の対応のカリカチュアがやり過ぎというより稚拙。それでも、図太いまでの拘りで描かれた家族の絆…

遠い雷鳴

★★★ 1992年11月14日(土) キリンプラザ大阪 牧歌的光景の中で貧窮に陥っていく人々を淡々と描くことで完結しているので『遠い雷鳴』というタイトルから想起される史観で紐解く反戦メッセージが伝わって来ない。過酷な現実の中に一抹の希望を見出すより怒りこ…

ファイヤーウォール

★★★ 2006年8月12日(土) 新世界国際劇場 『必死の逃亡者』の再々映画化かとも思えるアンチ・オリジナリティに加えリージョナルとは言え銀行のセキュリティ突破が安易に過ぎる。注目のベタニーは思ったほどでもなかったが、老残にむち打つフォードの終盤の活…

シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone

生年:1946/07/06 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

広瀬襄 Jou Hirose

生年:1938/12/20 kenironkun.hatenablog.com

緋牡丹博徒

★★★ 1992年10月25日(日) 新世界東映 加藤泰の諸作と比べこのシリーズ初作は凡庸に感じられるし、前代未聞の女博徒という衝撃を抜き去ると所詮は従来型任侠映画の枠内に留まる。だが、おキャンキャラだった藤純子のコペルニクス的登用が結果アンビバレントな…