男の痰壺

映画の感想中心です

2022-07-19から1日間の記事一覧

NOBODY

★★★★ 1994年7月10日(日) 天六ユウラク座 現代的病理を描くにあたり、余りにシンプルな構成が強度を付与している。心地良いまでに抑制された演技と描写。一方で活劇的オリジナリティもある。日常と非日常の境目は些細な切っ掛けで決壊する。そういう怖さをモ…

ジャニスのOL日記

★★★ 2002年3月14日(木) 西灘劇場 閉じられた世界で救われない主人公は何とか解放されたいと願いながらも特に足掻くわけでもなく虚言癖程度の逃避で済むのも、映画的な虚構を廃したリアルワールドと言えばそうかもしれない。であるならとってつけたような救済…

カリガリ博士

★★★ 1994年7月31日(日) ACTシネマテーク セット美術の前衛な奇形には最早何の感慨も抱かぬにしてもニューロティックの原型としての価値は認める。4分の3世紀を経ても俺達が見せられ続けてるものは、この映画の変奏曲に過ぎないと思わせられるからだ。圧…

キャリー・フクナガ Cary Fukunaga

生年:1977/07/10 kenironkun.hatenablog.com kenironkun.hatenablog.com

ウール・グロスバード Ulu Grosbard

生年:1929/01/09没年:2012/03/19 kenironkun.hatenablog.com

ジョン・ヒルコート John Hillcoat

生年:1961/08/14 kenironkun.hatenablog.com

家庭

★★★★★ 2022年7月11日(月) テアトル梅田2 正直、アントワーヌ・ドワネルものが性に合わないって思ってます。なんか、いいかげんな野郎がフラフラするだけの映画やんかと。まあ、これも、幸せな夫婦に子どもができて夫が浮気して女房が三行半突きつけてみた…