男の痰壺

映画の感想中心です

2022-12-26から1日間の記事一覧

薔薇の葬列

★★★ 1999年8月1日(日) シネヌーヴォ梅田 ギリシャ悲劇を基盤に置いたものの、パッションの表出は文字の挿入や時間の解体などゴダール的手法に囚われる余り多分におざなりである。あるのは60年代末のゲイカルチャーの記録価値であり、ピーターのスター性よ…

デビル

★★★ 1997年4月19日(土) テアトル徳山Ⅲ 『推定無罪』の惨敗に懲りぬパクラ&ウィリスの斜陽コンビ。相変わらず半端な出来なのだが生鮮ピットの注入が一応の活性化をもたらす。スターというものの潜在力を如実に感じ取れた。フォードも嫌味の無さをこの人なら…

ラッシュアワー

★★★ 1999年8月7日(土) 祇園会館 命を張った芸で時代を築いたジャッキーがポッと出の喋くり男如きに何故に敢えて喰われる必要があるのだろう。それ程ハリウッドが大事であろうか。しかもピークを過ぎた落日の哀しさが相まって時代の認知が10年遅すぎた寂寥…

パトリス・シェロー Patrice Chereau

生年:1944/11/02没年:2013/10/07 kenironkun.hatenablog.com

フィリップ・バランティーニ  Philip Barantini

生年:/// kenironkun.hatenablog.com

坂口博信 Hironobu Sakaguchi

生年:1962/11/15 kenironkun.hatenablog.com

ケイコ 目を澄ませて

★★★★★ 12月20日(火) シネリーブル梅田1 さほど起伏のあるストーリーでもないのだけど、一瞬一瞬の情感をフィルムに焼き付けようとの意思がバシバシ伝わってくる。傑作だと思うし、去年の「偶然と想像」と同じく暮れになって邦画レース総まくり1本が現れ…