男の痰壺

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さよなら渓谷

★★★★ 2019年7月11日(木) シネリーブル梅田2

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砂の器』よろしく付加された「道行き」が受難と贖罪に纏わる怨恨パワーの凝結を示現して宗教的荘厳にまで至るかの見せ場なのだが、それでも、そこを敢えて描かない原作の志が高く見えてしまう。とは言え、全篇、画面に漲る弩級の充実は本当に素晴らしい。(cinemascape)

 

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