※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。
2003年12月某日 ロイター発 トロント
「座頭市」でベネチア映画祭監督賞を受賞した北野武監督は、「北野映画祭」が催されるモントリオール映画祭に出席中、次回作について聞かれ、日本の国民的映画「男はつらいよ」のリメイクを企画中と答えた。
2004年2月某日 サンケイスポーツ 抜粋
昨年より企画の進行が報じられていた、北野武監督の「男はつらいよ」の制作発表が行われた。
-何故「男はつらいよ」なのか?
「勝新さんやっちゃったからね、次は渥美さんか裕次郎か若大将しかないと思ったんだ」
-「座頭市」の金髪、タップのような新解釈は取り入れるのか?
「渥美さんの芸を真似しろったって、俺には無理だからね、俺流になるしかないだろうね。それは、山田監督にも了解してもらってるよ」
発表された配役は以下の通り。
車寅次郎 …ビートたけし
さくら …室井滋
博 …竹内力
おいちゃん …三國連太郎
おばちゃん …カルーセル麻紀
満男 …桜井和寿
社長 …ビートきよし
御前様 …マックス・フォン・シドー
源公 …窪塚洋介
マドンナ …未定
北野監督によると、寅屋の人々はオリジナルとは全く違うキャラクターになると言う。さくらは連続殺人鬼の元情婦で、博は広域暴力団の元幹部構成員、おじちゃんは新興宗教の教祖で、おばちゃんは新宿ゲイバーの元ママ、満男は成人してスーパーポップスターになっており、そして源公は天草四郎の生まれ変わりというハチャメチャな設定になるそうだ。