男の痰壺

映画の感想中心です

賭けないマージャン

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「これどうでしょう」

「うむ、ロン、リーピンサンシキドラドラ親ッパネだな」

「あいたー、トンだ」

「で、お前なんぼや、28000、お前が8000そんな負けてた?、でお前がハコか、もーちょっと強なれよ、歯応えないなあ」

「すみません、頑張ります」

「頑張らんでいいから結果だせ」

「まあ、部長そのへんで、しかしあれですなあ、あの事件がきっかけで賭けマージャンご法度になってよかったですね」

「うむ、雀荘も全面禁煙になって酒もノンアルしか置かないようになったが、実に爽快」

「はい、食事もオーガニック野菜のサンドイッチでヘルシーですな」

「うむ、なにより金を賭けないってのは実におおらかでよろしい」

「昔の雀荘は殺気だってました」

「勝っても負けても痛くもかゆくもない、実に健全だな、ハーハッハッハ」

「いい時代になりました」

 

なわけないんであって、そもそもに賭けマージャンって何なん?新造語かいな。マージャンで金賭けない奴おるんかいな。グレーゾーンに胡座かいた典型的ダブルスタンダードでキモい。

 

賭けたから駄目で、賭けなかったらOKなのか。それとも記者と卓囲んだことが、アウトなのか。

多分どっちでもないんやろうね。もし、今回のことが検察内部からのリークだとしたら、様相は180度変わってくるんちゃいまっか。

 

記者たちと牌打ち交わしながら情報を得ようとする。市井に塗れて真実を探る。そんなことは、遠山の金さんだってやってたことじゃん。