男の痰壺

映画の感想中心です

オー・マイ・ガアッ!

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浅田次郎 集英社文庫

本を読まなくなってしまったのは、この本のせいだ。

何年間も古本屋の100円コーナーでしか本を買わなくなっていて、ときおり10冊くらいまとめ買いしては、ちびちび読んでいたのだが、この本を読み出して止まってしまった。

たぶん2年くらいかかったんじゃなかろうか、読み終えるのに。

だいたい、読み始めてしばらくすると、あれ?これ読んだことあるかも、と気づいたが、ビミョーであった。大方、そのときも途中でぶん投げたんだろう。

まあ、ダルいところを言ってもなんなんで、1箇所だけアサダサスガっすと思わせたのはルーレット勝負のシーン。100%入れたいところに玉を落とせるディーラー相手にどうやって勝てるのか。深い洞察と入念な戦略とそれを実行できる胆力があって尚心理戦の虚を衝く機転が勝機を捉える。

 

なるほとーと思いました。

俺にはどれもありません。運だのみ感だよりで生きて参りました。勝てるわけありませんわ。