男の痰壺

映画の感想中心です

おもひでのしずく (2009年2月15日 (日))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。

 

最近不愉快な2つの言い分

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①企業は内部留保を取り崩しても雇用を維持しろ。

派遣切りの問題に便乗した問題の本質的解決には何の論理的根拠ももたない感情論である。
そもそも、経済合理性を追求すべき企業に家計的倫理観を期待するべきでもない。
それを期待するなら公共セクターなのに、今更、官を叩いても新味がないので民も叩いてみました的受け狙いがあざとくさえ思える。
共産党がアホみたいにほざいている。
そもそも、市場に出回らない滞留した通貨は家計部門にこそ存在する。
ただ、この国では老人がその多くを保有しているから問題なのだ。
何時か誰かが勇気をもって、その本質論に切り込まないといけないのだが…。

 

②非常時だから政府紙幣を発行しろ。

恐ろしく剣呑な論理であり、売国奴的倫理観を持たないと言えないはずなのだが、けっこうほざいている政治家がいる。
こんなもんが、仮に出たら、俺は金輪際、円では資産を保有しないぞ!
…と言ってみても資産がないので意味がないのであった。
こういう馬鹿な考えは、公的資金を投入されたウォール街のCEOがこぞって
「ははーっ!申し訳ございませんでした。ボーナス全部返します」
と言うどっかの国にも及ばない日本で、何時の日か
「申し訳ございませんでした。私の遺産と生命保険は全部国庫に返納します」
と遺書を残して富士樹海や東尋坊に消える元小役人の爺いどもが後を絶たないようになってから考えることだろう。