男の痰壺

映画の感想中心です

悪魔の選択 補償という名の欺瞞

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多くの人が被害に遭った震災や水害などは、ニュースにもなり、犠牲になった人々に対して世間の関心も向かう。

政治は人気商売だから、人々の耳目か集まったところに施策を投じる。費用対効果を考えれば仕方ないとは思う。

だけど、世の中にはニュースにならないような事故や病気で父親が亡くなって一家が離散するような話は山ほどあるのであり、彼らは誰からも見向きもされない中で歯を食いしばって生きるしかない。

政治は助けてくれない。

 

病気が蔓延するから、その温床となってるところに蓋をしないといけない。小学生でもわかる理屈なのに補償と一体じゃないと出来ないという。コロナという世間の耳目を集める事象が背景にあるから。

しかし、東京、大阪は非常用の基金を使い果たし国頼み。

でも、国だって金なんざねーんだよ。100兆円の年間予算の国が900兆円の国債残高を抱えている。破綻しないのはたまたま貯蓄大好き国民の貯めたお金が担保にあるからに過ぎない。親の財産を勝手に担保に入れて遊び回ってる極道息子みてーなもんだ。気づいてみたらなーんにもなくなっておりました、ってね。

 

もう、キリのないことやめませんか。

持続化給付金だってさ、それもらった事業所の何割が1年後に持続してるのよ。潰れたところに渡した金はドブに棄てたみたいなもんだ。

砂漠に水撒いて跡形もございません。剛気なこったねー。

 

誰かが言わないといけない。

客が大口開けてしゃべくりまくる店には補償なんてできないし、つぶれたってしゃあないと。

それじゃなければ、放置して医療が崩壊して年寄り死んでもしゃあないと。