男の痰壺

映画の感想中心です

おもひでのしずく (2009年10月15日 (木))

※おもひでのしずく:以前書いたYahoo日記の再掲載です。

 

絵に描いた餅

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与党も野党も甘党も辛党も言っております。
今の雇用情勢をどげんかせんといかん!と。
で、全ての分野で求人が滞ってるわけではないとも。
慢性的人手不足分野があるじゃない。
それは「医療」であって又「介護」であるそうな。
まあ、医療は半端じゃない専門知識と技術が要るので即座に余剰人員をシフトできる分野ではない。
なら「介護」だそうな。
ネックは待遇の低劣さだ。
で、何割増しかなるように政策が考じられる、多分。
でも、その程度では労働力の大幅なシフトは起こりえないでしょう。

そもそも、何故に家庭は介護を放棄しアウトソーシング化をすすめたか?
それが「快」ではなく「不快」だからです。
マスメディアは弱者としての老人というイメージを捏造してますが、例えば、公共工事からあぶれたガテン系の短気な兄ちゃんや、工場ラインからあぶれた自意識過剰型野郎どもが研修して資格をとって、いざ現場で直面するのは、気難しく、尊大で、我侭で、理不尽な、ヘルパーをあたかもお手伝いさんのごとくに扱うクソじじいやクソばばあというケースが多いかもしれません。

多分、介護というのは高度にサービスな分野であって、受け皿的意識で充足できるような分野ではない。
そのへん見誤ると失敗するよ。

俺は提唱する。
「労働政策」を言うなら、老年労働力を現場から排除し若年化させろ。
そして、フローな消費税などではなくストックに課税しまくれ。
タンス預金を吐き出させろ。
「介護」に関しては、少なくとも中学・高校で介護実習を義務化せよ。
現実認識と理解を今後の世代には深耕化させよ。
で、労働条件が改善させられないなら、東南アジアからの女性介護士をもっと大幅に受け入れろ。

…これでニッポンは平和になったのだ。
(なわけないやろ)