男の痰壺

映画の感想中心です

海燕ホテル・ブルー

★★★★ 2012年4月21日(土) テアトル梅田1

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象徴には遠い安価なホテルのロケセットの寂寥感が意外に棄て難く、吸引力の無い片山瞳の木偶人形ぶりも案外に好ましい。そういう紙一重な未達感が、解ったようで解らん世界を心地よく覆う。今の時代、こんなもんは若松以外に撮れないのは確かだ。(cinemascape)

 

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