男の痰壺

映画の感想中心です

生きてはみたけれど 小津安二郎伝

★★ 1983年12月7日(水)  ビック映劇

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名場面集などTVドキュメントで充分なのであり不要。思い込みや決め付けでもいいから客体をひっぺがす力業がないと意味が無い。俳優・監督・評論家たちの手垢ついた証言はコラージュでさえなく凡庸に並置されただけ。作品のフォルムや孤高への探求は皆無だ。(cinemascape)