男の痰壺

映画の感想中心です

エンター・ザ・ボイド

★★★★★ 2010年6月10日(木) 梅田ガーデンシネマ1

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執拗に「愛」に言及し遡及される時間軸の彼方に現れる俯瞰的境地。完全に『アレックス』の焼き直しだが、東洋的「輪廻転生」観に依拠し精子君の頑張りまで描くノエは矢張りお茶目である。延々と揺らめくカメラが写し出す異界の都市。完膚無き圧倒的景観。(cinemascape)

 

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