男の痰壺

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さようなら全てのエヴァンゲリオン 庵野秀明の1214日

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「シン・エヴァ」のつまらなさが何だったのか、このドキュメンタリーを見て分かった気がする。

自分の中の帳尻をつけることが、外の世界からは受け入れられないということに、歳を経て臆病になっていく。それは、彼が俺自身とほぼ同年代なので他人事ではないんです。

50歳と60歳を隔てるものは、それまでの40年間の10年とは想像以上に違う。50歳そこそこで撮った「Q」が地の果てまで行ってこいだったのから驚くほど急旋回し、理に落ちまくりでどないしてんこのオッサンの理由はこういうことやったんやってことです。

 

それでも、庵野が父親について語る件は、ああゲンドーは丸っぽ庵野の父親の投影やったんやなあ、さすればシンジくんは庵野自身かあ、と「シン」に於いて俺が最もゲンナリしたゲンドーの過去挿話ってのも1度は顕しておかないとケリがつかない庵野のバックグラウンドやったんやなと思いました。

 

なんだか、これ見てて「シン・ウルトラマン」に全然期待できなくなりましたが、庵野秀明という男は好きになりました。

 

 

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