★★★★ 2021年6月18日(金) 梅田ブルク7シアター7
1作目に比べて格段に良いと思います。
て言うのは、主人公の環境説明とかグダグダする必要がないので展開がタイトになるし、出演者たちも役が馴染んで熟れてくる。前作でスベリまくりに思えたギャグも今回大声で笑っちゃいました。(俺だけでしたが)
世界のスケールは前作に比べて小ぶりになった感はあるが、それもクライマックスで意味不明に大挙して出てくる殺し屋軍団との攻防がスケール感があって払拭されました。この手のジャンル映画では、キレのあるアクションが脚本や構成の不備を押し流す。つくづくそう思います。
今回、木村文乃ちゃんの見せ場も大幅増量されてて、そのへんおじさんにはたまりません。
一方、佐藤二朗もこのくらいの出番が丁度いい。凝縮された煮汁の旨味がある。
小悪党めいた敵で世界は収縮した分展開はタイト。手探りの前作に比べてギャグ配分も適度だし寒さも反復で小春日和。ここぞの見せ場で伏線ナッシング殺し屋軍団の掟破りはアクションが突き抜けて順目となる。文乃の見せ場大幅増量もバランスが良いし目福。(cinemascape)