★★★ 2021年9月5日(日) シネリーブル梅田4
時代劇マニアの女子高生が作る自主映画の話だそうだ。端から胡散臭え〜っとか思ったらダメなんでしょうけど、やっぱウソくさい。
だいたい、監督が主演の男に惚れて恋する乙女になっちまって悶々とか、何やっとんじゃアホンダラーで、周りも察してヒヤヒヤとか、勝手にやっとれと思うんですな、おじさんとしては。
【以下ネタバレです】
「時をかける少女」読んでる仲間がいて、そうすると、主演の男は未来少年なのであった。ご丁寧に「時かけ」の前振りいらんやろ。
自主映画なんて、撮ってる自分たちが何かを見つけられたらいいやんと開き直ることもできるんですが、この人たち何かを見つけられたんでしょうか。そのへん昨年の「鬼ガール!!」は同じようなテーマを扱いながら見事ながんばりを見せてたと思うんです。
時代劇マニアの女子高生って胡散臭えーと思ったら、主演男に恋して乙女になっちゃったときた日にゃあもうついていけん。そんな子が末は大監督って言われてもな思う。お座為り未来ネタに『時かけ』前フリも言い訳がましい。ラストの殺陣だけは頑張ったネ思う。(cinemascape)