男の痰壺

映画の感想中心です

作詞家に憧れて

未だブログというものがなかった頃、gooの日記に世の中への怨念を痰壺と称して書いていたら、たまに感想を書いてくれる女性がいて、彼女の日記には、ポエムと題した文字通りの清らかなポエムが記されているのであった。

あゝ何時か俺もポエムを書いてみたい。そう思ったかどうかは覚えていない。が、その後、追い詰められる日々の中で行き場のない俺の想念がポエムとはほど遠い怨歌となってYahoo日記上に凝固した。誰か有名シンガーの目に留まり曲に乗せられた俺の歌詞が人々の口上にのぼる時、印税ガッポガッポ。そんな夢を見た。

おもひでのしずくとしてあげたものを、4作品改めて掲載するのはフォースの導きによる。

あゝ、サザンやミスチル、米津やあいみょんの目に留まり苦境から救われんことを。

 

作品No.1 渡り船

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流れ流れて幾千歳
倦んで転げた人生の
やむにやまれぬ男泣き
涙で濡れた大きな目
思い振り切り一人行く
そうよ俺らの又の名は
大阪飛田渡り鳥
ひゅーそろーひゅーそろー

 

眠れぬ夜の月光り
明りを灯けるなおっかさん
二度とは戻らぬ夜行船
霞んだ瞼に映る夜に
包む夜霧の懐かしさ
そうよ俺らの又の名は
神戸福原渡り鳥
ひゅーそろーひゅーそろー

 

恨みを棄てて生きようと
誓った言葉の虚しさに
生きとし生ける諸行無常
いつかあいつの足元に
叩きつけるぜBIG MONEY
そうよ俺らの又の名は
京都祇園渡り鳥
ひゅーそろーひゅーそろー

 

作品No.2 人生賛歌

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倦んで疲れたこの俺が
已むに已まれぬ生き仏
残存期間の終末に
光の一筋見えざれば
なんでこの身が立つものか

 

インソムニアの最果てに
酔って吐き出す王将餃子
戻らぬ日々の温もりを
癒されたいとしゃぶっても
なんでこの身が立つものか

 

間違いだらけの道標
きっとおいらが悪いのさ
倦んで疲れる暇あれば
何かを掴める暇もある
明日があるさじゃ遅すぎる

 

作品No.3 暗黒賛歌 

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やってやるのさ いつかは俺も
見てろよ今に こんちくしょう
Spend the night alone
灯りの消えた俺の部屋に
Welcome 闇の魑魅魍魎
Let's Spend the night together
バンバンボボボン バンボボボン

 

埴輪の美代子が いつか言った
あんたなんかに できっこないと
Spend the night alone
終電終わった夜の帳に
Welcome 闇の魑魅魍魎
Let's Spend the night together
バンバンボボボン バンボボボン

 

なにがあっても こんちくしょう
払ってやるぜ 国民年金
Spend the night alone
宴の後の ゲロまみれ
Welcome 闇の魑魅魍魎
Let's Spend the night together
バンバンボボボン バンボボボン

 

作品No.4 Heartbreaker

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いつの日にか かなう夢もある
そんな甘言ぬらりひょん
歴史の彼方の沈没船の
嘆きを胸に振り返ろう
ああ…俺はハートブレイカ
夢も希望も失った

 

いついつまでも 永遠に幸あれ
そんな戯言つぶやいても
ボディブローの玉ころがし
懺悔の値打もありゃしない
ああ…俺はハートブレイカ
夢も希望もあるもんか

 

かつての日々の こんにゃく芋
とんかつ三昧コレステロール
通天閣の避雷針
五臓六腑の腸捻転
ああ…俺はハートブレイカ
夢と希望は高望み