男の痰壺

映画の感想中心です

浮き雲

★★★★ 2002年10月22日(火) 扇町ミュージアムスクエア

こういう毒を廃したオーソドックスな物語を志向せざるを得ないところにカウリスマキの転回というより限界を感じた。50年代アメリカ映画を明らかに意識した序盤は巧すぎてかえって作為的だ。それでも煙草で決めた鮮やか過ぎるラストには確かにやられた。(cinemascape)

 

kenironkun.hatenablog.com