★★★ 2022年8月8日(月) 新世界国際劇場
華に欠けるとでも言いましょうか。主戦級の女優が5人揃ったんですけど。
華がなくても実があればですけど、エモーションが起動してアドレナリン噴出するようなプロットがないし、アクション演出も凡庸。
フェミニストでもあるジェシカ・チャスティンが企画にも加わり主導権を執った映画だそうだが、女性に優しい現場とか言ってやってるようでは生温いものしかできないんじゃなかろうか。同じ女性主演のアクションでも、シャーリーズ・セロン「アトミック・ブロンド」やジェニファー・ローレンス「レッド・スパロー」とかはビビっちまうくらいに過激でした。
これといって見どころのない5人なんですけど、ダイアン・クルーガーだけは良かった。唯一、諜報稼業の非情さを滲み出させていたように思う。