男の痰壺

映画の感想中心です

★★★ 1995年6月25日(日) 扇町ミュージアムスクエア

全篇を遍く覆う微妙な逸脱感がどうにも居心地悪い。汎ゲルマン的な独善は重厚長大どハッタリ描写と連結し『メトロポリス』や『ニーベルンケン』を産んだが、現在形の市民社会で違和感が露呈する。ラングの投じた技巧は表層に止まり闇の本質には届かない。(cinemascape)

 

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