男の痰壺

映画の感想中心です

裸の島

★★★★★ 2000年12月11日(月) シネヌーヴォ

設定が如何にもな形式主義を纏うのだが、それを感じさせぬ細部のリアリズムに満ちている。そういった器と中身が渾然として昇華した果てに生きとし生ける哀しみと歓びが現出するあたりプロパガンダ臭の欠片もない。仰角アップが安易な賛歌めいてないのも良い。(cinemascape)

 

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