下馬評では日本は善戦するんじゃないかとの見方もあったが、前半が終わった時点でもうダメだーと見てる者の大方が思っただろう。攻めまくられて４５分の大半を日本陣内で防戦に終始する展開でおそらく１０本くらいシュートをうたれたのに失点がＰＫの１点ですんだことこそドーハの奇跡だったと思う。
攻撃陣も徹底的にボールを持った相手にプレスする。そして、奪ったボールは短パスをつないでロングの縦バスは使わない。その戦略はジリジリと全員が後退し防戦一方の展開を招いた。
後半、攻撃陣をスタミナ充分の業師たちにチェンジし、３バックにフォーメーションを変えて守りと攻撃を分断する。賭けだったが、これが功を奏した。その賭けに応えられる個々人のパフォーマンスがこれまでの日本代表を大きく上回っていた。特に２点目の浅野のトラップとシュートは素晴らしかったが、これはロングの縦パスを得点に繋げたものなのだ。
戦い方を模索するのは難しい。歓喜の嵐の中で森保監督は２戦目以降の戦略に悩まされるんじゃなかろうか。
そんなことを考えた。残された人生の戦い方に悩む俺も。
俺にも来やがれ！奇跡。年末ジャンボ１０億円。
