男の痰壺

映画の感想中心です

河内のオッサンの唄 よう来たのワレ

★★★ 2023年3月15日(水) 新世界東映

大阪南部は西の泉州と東の河内に色分けされるけど、堺からズドンと国道26号様が和歌山に縦断する泉州に比べ河内は他の人が滅多に足を踏み入れることのないディープ大阪だとハイブローな北摂人の私は思っておりまして、そのイメージは1つに絞られる。

ガラ悪い。であります。

俺が中学か高校の頃に流行ったミス花子の楽曲「河内のオッサンの唄」を久々に聞いたけど、「ワレ、おんどれ、ヤンケ、けつかっとんねん」のオンパレードでお上品なワタシには聞くに耐えませんです。

えっ?なんじゃ、ワレ、嘘抜かすなやと、しばき倒すど。

 

シリーズ2作目だが1作目は見てません。大部屋役者、川谷拓ボンの初めてにして多分唯一の主演シリーズは、この2作目にして敢えなく打ち切りとなったのでありました。しゃーないと思わせる出来です。やっぱ、拓ボン、主演に据わるには弱いわー。

まあ、一応、拓ボンの住んでる長屋がヤクザに地上げされそうになる話が主線なんだが、そんだけじゃ話がもたないので、田中邦衛伊佐山ひろ子の別の話を傍に置いている。で、美味しいところは全部、田中邦衛が持っていってしまうんです。正直、田中邦衛がこんなに出来る役者だとは知りませんでした。

まあ、それも「若大将シリーズ」とか1本も見てない俺が知らんかっただけかもしれないっすが。

 

一応拓ボンの住んでる長屋がヤクザに地上げされそになる話が主線だが、そんだけじゃもたないので邦衛&ひろ子の別話を傍に置いている。で、美味しいところは全部そっちに持っていかれる体たらく。東映ワールドに降臨した青大将のアンビバレンツ。(cinemascape)

 

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