男の痰壺

映画の感想中心です

ヤング・アダルト・ニューヨーク

★★★★ 2016年10月22日(土) 新世界国際
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まがりなりにも先頭を走ってきたつもりで自負もある。
若い世代を中二病だとか揶揄してみても所詮は似たり寄ったりだったのだ。
ジェネレーションXの突端に位置する者として身が切られる。
 
なめてかかった若造どもが結局ずーっと処世術をわきまえ大人だった。
しかも一世代こえて自分の親爺たちと通底している。
痛烈な取り残され感。
シャバいものかと見だしたが、けっこうに突き刺さる。
 
それでも見放さないナオミ・ワッツが久々にいい。
最近、冴えない役ばかりやらされてた感があるんで。
 
先頭を走ってきたつもりで若い世代を揶揄してみたが彼らの方がずっと処世術を弁えた大人だった。しかも頭越しに自分の親世代と通底してる。痛烈な取り残され感がけっこうに突き刺さる緩いカサヴェテス。それでも見放さぬナオミ・ワッツが久々に良い。(cinemascape)